●病原体
耳ヒゼンダニという寄生虫感染、感染黄色ブドウ球菌による細菌感染、あるいはマラセチアによる真菌感染などが原因となる。
アレルギーやホルモン分泌障害が原因の場合もある。
●感染経路
耳ヒゼンダニに感染した犬に接触すると、犬の体毛についた寄生虫が耳で定住して繁殖する。
また、犬の免疫力が低下していたり、耳垢が溜まったりしている場合に、空気中に存在する細菌や真菌が外耳で繁殖する場合もある。
●症状
外耳道が赤く腫れて炎症を起こし、犬はしきりに耳をかく。
耳介の皮膚までもが赤くなって腫れることもある。
●治療方法
耳ヒゼンダニが原因の場合は耳洗浄などで生息個数を減らし、ダニの駆除薬を投与する。
真菌や細菌を確認できたら、それにあった抗生物質や抗真菌剤を使用する。
アレルギー性の場合は、アレルゲンの摂取、接触を減らすことが必要になる。
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